2006年05月25日

脅迫罪(刑法第222条)

脅迫罪(刑法第222条)

「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する」

人の生命、身体、自由、名誉または財産に対してこれから害悪を加えるぞと告知することで脅迫罪は成立します。
 ただ相手(被害者)に対し害悪の告知(告げること)があれば、それによりその人が実際恐怖心が生じたかどうかまでは必要とされていません。「害を加える旨告げて脅す行為」が犯罪であり、脅しの内容は関係ないという解釈です。
 また脅迫罪は、本人(被害者)の生命、身体、自由、名誉または財産に対する害悪の告知だけではなく、親族の生命・身体・自由・名誉・財産に対する害悪の告知も同じと定められています。「お前の会社潰すぞ!」は当然ですが、「お前の娘が結婚出来ないようにしたる!」「お前の弟の家に火をつけるぞ!」というのもこの罪になるということです。

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2006年05月24日

告訴と告発の違い

告訴してやる!」「○○が告発!」
という言葉はよく耳にしますが、その違いはおわかりですか?告訴も告発も一緒のことなのでは?とお思いの方がいらっしゃるのでは?呼び方こそ似ているものの中身は全然違うんです!
法律の難しい言葉で説明すると告訴とは
 犯罪の被害者その他一定の者が捜査機関に対し、犯罪事実を申告して、その訴追を求める意思。告発とは
 告訴権者以外の第三者が捜査機関に対し、犯罪事実を申告して、その訴追を求める意思。
ということになります。内容からいずれも「訴える」行為であることは理解できます。大きく違う点は、告訴権という権利を有する者(告訴権者)でないと手続き出来ないのが告訴。誰でも手続き出来るのが告発ということです!
告訴権者とは犯罪によって直接被害を受けた本人(被害者)や法定代理人等のことをいいます。ただ「何人でも・・告発をすることができる」と刑事訴訟法に告発の定めがありますが、告発の手続きには告発人の真実の氏名の表示が必要です。世間でよくある匿名の投書や氏名を名乗らない「密告」は告発とは認められませんので・・・
                           あしからず

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